この記事でわかること
- どのくらいの雨なら決行できるのか、中止・キャンセルの判断基準とキャンセル料の考え方
- 失敗しないレインウェアの選び方(耐水圧・透湿性・動きやすさ)と雨の日の服装
- これだけは外せない雨ゴルフの持ち物チェックリスト
- 飛距離が落ちる雨の日にスコアを崩さない打ち方とコースマネジメント
- 水たまりで無罰の救済が受けられる「一時的な水」のルールとラウンド後の手入れ
ゴルフの予定日が雨予報だと、「決行すべきか、キャンセルすべきか」で迷ってしまいます。
実は、雨のゴルフで差がつくのは技術よりも準備です。
レインウェアと持ち物さえ揃えておけば、多少の雨なら快適にラウンドできます。
この記事では、中止・キャンセルの判断基準から服装と持ち物の選び方、スコアを崩さない打ち方、雨の日に使える救済ルールまで、雨ゴルフの必要知識をまとめて解説します。
結論:小雨ならプレー可能、判断の分かれ目は「雷」と「水はけ」
| 一般に1時間あたりの降水量1〜2mm程度の小雨であれば、レインウェアを着てのプレーは十分可能です。 一方で、雷が発生・予報されている場合は例外なく中止。 グリーンやフェアウェイが水没して球が浮くような状態でも、コースはクローズされます。 |
雨のゴルフでまず知っておきたいのは、「雨そのもの」より雷と水はけが判断を分けるという点です。
小雨程度であれば、ゴルフ場は通常どおり営業しています。
逆に、雨量が少なくても雷が近づいていれば、安全のため即座にプレー中断・中止となります。
つまり、雨予報が出ただけで諦める必要はありません。
大切なのは、当日の朝まで気象情報を確認し、装備を整えて向かうことです。
雨ゴルフの中止・キャンセル基準|キャンセル料はかかる?

中止の判断には、「ゴルフ場が決めるもの」と「プレーヤー自身が決めるもの」の2種類があります。
この違いを理解しておくと、キャンセル料の扱いも見通しが立ちます。
ゴルフ場側がクローズを判断する基準
基準はコースによって異なりますが、一般的には以下のようなケースで中止・クローズとなります。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 雷の発生・予報 | 最優先で中断・中止(安全に関わるため例外なし) |
| 強い雨が続く | 1時間に10mm以上の強雨が継続する場合 |
| 強風を伴う | 風速15m/s以上の暴風雨 |
| コースの冠水 | グリーンやフェアウェイが水没し、球が浮いてしまう状態 |
| 視界不良 | 打球の行方が確認できず、安全が確保できない場合 |
| 雷が鳴ったら、すぐ避難: ゴルフ場のような開けた場所は落雷リスクが高い場所とされています。 遠くで雷鳴が聞こえた時点で、クラブを置いてクラブハウスや車内など頑丈な建物・金属製の車内へ避難してください。 木の下は側撃雷の危険があり、避難場所には適しません(参考:気象庁「雷から身を守るには」)。 |
プレーヤー側のキャンセル判断とキャンセル料
「雨が理由ならキャンセル料は無料」と思われがちですが、正確には異なります。
| ケース | キャンセル料の扱い(一般的な目安) |
|---|---|
| ゴルフ場がクローズを決定 | プレー不可のため、キャンセル料は発生しないことがほとんど |
| 営業しているが自己都合でキャンセル | 雨が理由でも、規定のキャンセル料が発生する場合が多い |
| 前日までの連絡 | 無料または低額に設定されているコースが多い |
| 当日・無連絡 | 高額になりやすく、無連絡は次回予約に影響することも |
つまり、コースが営業している以上、雨は自己都合キャンセルとして扱われるのが原則です。
迷ったら、前日のうちにゴルフ場へ直接電話し、翌日の見込みを確認するのが確実です。
予約サイト経由の場合は、サイトごとの規約も併せて確認しておきましょう。
雨の日のゴルフの服装|レインウェアの選び方が9割

レインウェアは「耐水圧・透湿性・動きやすさ」の3点で選ぶ
| 選ぶ基準 | チェックポイント |
|---|---|
| 耐水圧(防水性) | 雨をはじき、内部への浸水を防ぐ性能。数時間のラウンドに耐えられるものを選ぶ |
| 透湿性 | 内側の汗を外に逃がす性能。これが低いと蒸れて不快になり、体も冷える |
| ストレッチ性 | 肩・腕まわりが突っ張らないか。試着時に必ずスイング動作で確認する |
| 上下セパレート | 雨が止んだら脱げるセパレートが便利。ポンチョタイプはスイングを妨げる |
| 収納性 | 小さく畳めればキャディバッグに常備でき、急な雨にも対応できる |
特に見落とされがちなのが透湿性です。
防水性だけを重視すると、内側が蒸れて汗冷えを起こし、後半にスイングが縮こまる原因になります。
キャップ・シューズ・グローブも雨天対応に
ウェア以外の小物こそ、快適さを大きく左右します。
- キャップ:防水キャップやレインハットを。つばが雨を遮り、視界を確保できる
- シューズ:防水性の高いモデルを選ぶ。濡れた芝は滑りやすいため、スパイクのグリップ力も重要
- グローブ:雨用(全天候型)グローブは濡れるほどグリップ力が増すタイプもある。通常のグローブは替えを複数枚用意する
- ソックス:足元が濡れると集中力が切れるため、替えを必ず持参する
インナーと色選びのちょっとしたコツ
意外と差が出るのが、レインウェアの下に着るインナーと色の選び方です。
- 綿素材は乾きにくく体を冷やすため、速乾性の化繊インナーを選ぶ
- 白や淡色は濡れると肌が透けやすいので、雨の日は避けるのが無難
- 泥はねが目立ちにくい濃いめの色のパンツだと、後半まで気持ちよく回れる
- 厚着より、重ね着で調節できる構成にすると体温管理がしやすい
なお、雨の日でもゴルフ場のドレスコードは通常どおり適用されます。
レインウェアはあくまでプレー中の装備なので、クラブハウス内では脱ぐのがマナーです。
撥水性が落ちてきたときの回復方法
レインウェアは、使い込むと表面の撥水加工が弱まり、水を吸うようになります。
その場合は、以下の手順で性能をある程度回復できます。
- 洗濯表示に従って汚れを落とす(皮脂汚れが撥水低下の原因になります)。
- 撥水スプレーを全体に均一に吹き付ける。
- 低温のアイロンや乾燥機の熱を当て、撥水成分を定着させる。
買い替える前に、まずは手入れを試す価値があります。
雨ゴルフの持ち物チェックリスト|アイテム別の選び方

必ず用意したい必須アイテム
| アイテム | 選び方・使い方のポイント |
|---|---|
| レインウェア上下 | 透湿防水素材のゴルフ専用モデル。スイングを妨げないものを |
| タオル(5〜6枚) | 最も不足しがち。グリップ用・体用・ボール用で分けると効率が良い |
| 替えのグローブ(3〜4枚) | 濡れたまま使うと滑る。数ホールごとに交換するのが理想 |
| 傘(ゴルフ用大型傘) | 大きめの直径がおすすめ。多くのゴルフ場ではカートに常備されている |
| 防水キャップ・レインシューズ | 視界と足元の安定を確保する |
| クラブ用・バッグ用レインカバー | グリップを濡らさないことが、後半のミス防止に直結する |
あると差がつく便利グッズ
- 防水スプレー:前日にシューズやキャップへ吹いておくと効果的
- ビニール袋:濡れた衣類やグローブの収納に。数枚あると重宝する
- 替えの下着・靴下・着替え一式:ラウンド後の冷え対策として
- 防水ポーチ:スマートフォンや貴重品を水濡れから守る
- 使い捨てカイロ:気温が低い日の体温維持に
| 前日にやっておきたいこと: レインウェアの撥水チェック、シューズへの防水スプレー、グローブの枚数確認、そしてグリップの摩耗チェック。 すり減ったグリップは雨の日に一気に滑るため、交換時期なら早めに対応しておくと安心です。 |
雨の日の打ち方・プレーのコツ|スコアを崩さないために

雨の日は、普段どおりに打っても同じ結果にはなりません。
少しの工夫でスコアの崩れを最小限に抑えられます。
グリップは短く、クラブは1番手上げる
濡れたグリップは滑りやすく、スイング中に手の中でクラブが動いてしまいます。
タオルでこまめに拭き、指1〜2本分ほど短く握るとミート率が安定します。
また、雨の日はボールが水を含み、空気抵抗も増えるため飛距離が落ちやすいのが特徴です。
さらに、濡れたフェアウェイではランがほとんど出ません。
そのため、いつもより1番手大きいクラブを選ぶのが基本になります。
足元を固めて、7〜8割のスイングで
濡れた地面は滑るため、いつもよりやや広めのスタンスでしっかり構えましょう。
フルスイングは体勢が崩れやすいので、7〜8割の力でコンパクトに振るのがコツです。
力よりも、安定して芯に当てることを優先します。
バンカーとグリーンの攻略法
濡れたバンカーの砂は重く締まり、普段と同じ打ち方では砂に潜って飛びません。
フェースを開きすぎず、砂を薄く取るイメージで打ちましょう。
グリーンは水を含んで重くなり、転がりが遅くなります。
パットは普段よりやや強めを意識し、ラインも曲がりにくくなる点を計算に入れてください。
キャリー重視のコースマネジメント
雨の日はランが計算できないため、キャリー(空中を飛ぶ距離)で距離を組み立てるのが鉄則です。
池やバンカーの手前で刻む、グリーンは手前から狙うなど、無理をしないマネジメントがスコアを守ります。
スコアメイクの考え方は、ゴルフで100切りするには?コツ・練習方法・コース戦略でも詳しく解説しています。
雨の日に使える救済ルール|「一時的な水」を知っておく

意外と知られていませんが、雨の日には無罰で救済を受けられるルールがあります。
知っているだけで、1ラウンドで数打得することもある実用的な知識です。
水たまりは「一時的な水」として救済の対象
雨でコース上にできた水たまりは、ゴルフ規則で「一時的な水」と呼ばれます。
かつて「カジュアルウォーター」と呼ばれていたもので、2019年のルール改訂で名称が変わりました。
これは「異常なコース状態」の一つとされ、球のライやスタンス、スイング区域に障害となる場合、無罰で救済を受けられます。
救済の基本手順は次の通りです。
- 障害を完全に避けられる、ホールに近づかない最も近い地点(完全な救済のニヤレストポイント)を決める。
- そこを基点に1クラブレングス以内で、ホールに近づかない範囲を救済エリアとする。
- 救済エリア内にドロップする(グリーン上の場合はプレースします)。
| 注意: 単に地面がぬかるんでいるだけでは対象になりません。 また、水を浮き上がらせるために必要以上に足を踏み込む行為は認められていません。 正確な規定は日本ゴルフ協会(JGA)のゴルフ規則(規則16.1「異常なコース状態からの救済」)をご確認ください。 |
ラウンド後が寿命を決める|クラブとバッグの手入れ

雨ゴルフで見落とされがちなのが、帰宅後のメンテナンスです。
濡れたまま放置すると、クラブのサビやグリップの劣化、バッグのカビにつながります。
- クラブはヘッド・シャフト・グリップを乾いたタオルで拭く。特にフェースの溝に入った泥は落としておく
- キャディバッグは中身をすべて出し、口を開けて陰干しする
- シューズは中の水分を拭き、新聞紙を詰めて風通しの良い場所で乾かす
- 直射日光やドライヤーの高温乾燥は、素材を傷めるため避ける
- グローブは伸ばして陰干しし、固くなったら早めに交換する
この5〜10分の手間が、道具の寿命を大きく変えます。
クラブそのものの選び方については、自分に合ったゴルフクラブの選び方もあわせてご覧ください。
意外と多い?雨の日にゴルフをするメリット

敬遠されがちな雨のラウンドですが、実は見逃せないメリットもあります。
- コースが空いているため、前後の組を気にせずのびのびプレーできる
- 直前でも予約が取りやすく、プレー料金が割安になることもある
- 難しいコンディションを攻略する経験は、そのままスキルアップにつながる
- グリーンが柔らかく止まりやすいため、狙ったところに落とせば寄せやすい
- 夏場は気温が下がり、かえって涼しくプレーできることもある
寒い季節のラウンドにも同じような「空いている」メリットがあります。
詳しくは初心者でも安心!冬ゴルフのメリットと失敗しないラウンド術をご覧ください。
中止になったら|雨でもゴルフを楽しめる代替手段

それでも中止になってしまった日は、室内でゴルフを楽しむという選択肢があります。
近年はインドア練習場やシミュレーションゴルフが増え、天候に関係なく一年中プレーできる環境が整っています。
実際の有名コースを再現した映像でラウンドできるほか、飛距離や弾道をデータで確認できるため、雨で空いた時間を上達に充てられるのが利点です。
打ちっぱなしとの使い分けは最短で上達するのは?シミュレーションゴルフと打ちっぱなしを徹底解説、当日の服装はシミュレーションゴルフの服装・持ち物・マナー完全ガイドが参考になります。
また、バーが併設された施設なら、プレー後にそのまま仲間と過ごせます。
都内の施設は東京都内にあるゴルフバー5選で比較できます。
まとめ|準備さえすれば、雨の日のゴルフは怖くない
雨のゴルフで差がつくのは、技術ではなく準備です。
小雨なら決行できること、雷のときは迷わず中止すること、そしてレインウェアと替えのグローブ・タオルを揃えておくこと——この3点を押さえれば、雨の日も十分に楽しめます。
それでも中止になってしまった日は、室内という選択肢があります。
馬喰町・東日本橋にある「GOLF&BAR Buddies」なら、最新シミュレーターで170以上の名門コースを、天候に関係なくお楽しみいただけます。
クラブ・シューズ・グローブはすべてレンタルできるので、急な予定変更でも手ぶらでOKです。
「せっかくの休みが雨で流れてしまった」——そんなときこそ、お気軽にご相談ください。
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